チキンなブログにひとこと

自分でブログを書くことに興味はなかった…ンだが、先日とあるブログでいわれのないコメント削除を食らって気が変わった。

はっきり謂ってブログを管理するのは面倒だ。少なくとも、思いつきで一文コメントするよりは。しかし自分のブログを持っていないと、結局他人のブログに対して満足な意見表明もできないらしい。少なくとも一部のブログ運営者は、コメントエリアを自由な議論の場とはみなさないようだ。そういうことに突如として気付かされた。

さて、自分が削除を食らったのは、このMARIO PARTYというブログだった。

http://mario-party.natural-d.com/

去年ぐらいから盛んなファミコンリバイバルの流れをクラブに持ち込もうとか、そんな内容ですな。自分もこういうのには割と興味を覚えるほうで、特にチップチューンと呼ばれる音楽方面のリバイバルが気になっている。このブログにも出てくる8bitpeoplesとか、好きな人の間では割と有名なんじゃないだろうか。しかしこのブログには、チップチューンという言葉は出てこない。んで気になって、コメント欄でちょっと質問してみた訳だ、チップチューンって言葉知ってますかって。

これが削除された。

……なんでだ???

単純に意図が理解できないんで、削除された理由を聞かせて欲しいと詰めよってみたんだが、これもやはり削除。仕方ないので別のコメントをしようと思ったら、書き込み禁止されてしまった。何が気に障ったのかもよくわからない。答えたくないんなら別に削除しなくてもスルーすればいいじゃん。それとも、質問系のコメントは一切削除って方針なのか? 何にしても不可解なブログであるよ。

コメント削除の足跡

いちコメント子に徹するなら、このまま訳もわからず沈黙するしかない。確かに、コメントを削除するのはブログ管理者の権利だろう。でも特にガイドラインもなく気分でコメントを削除されたんでは、横暴と思われても仕方あるまい。当ブログは当面、このような理不尽な削除の足跡を残すための場所とする。是非を問う気はなくて、飽くまで足跡。まぁ今後もあるんかどうかは判らんけど。

ちなみに当方最初からコメントは受け付けませんよ。それこそ理不尽に思われるかもしれんが、荒らされて終わりになるのは目に見えてるもの。反論があるなら、自分の土俵でやってください。土俵がはっきりしていれば、積極的にリンクなりトラックバックなりさせてもらいます。コメント欄用意しといて、質問させないよかマシでしょ。

理由なき削除

正当な理由を告げなくともコメント削除するブログというのは、どれくらいあるんだろか。

もちろん、コメントスパムとか明白ないやがらせとか誹謗中傷とか、削除されなければいけないものは勘定に入れない。ざーっと探してみたが、そういうのでなくても削除すると表立って宣言している所は、あんましないようだ。割と適当っぽい理由でもやると明白に謳っているのは、このへんくらいしか見当たらなかった:

むなぐるま氏:匿名のゴミコメントが良質ブログを潰すこともある


また、よくわからないコメント・TBは削除している。別に断りもしない。読んでいる皆さんとしても、書き手である私がコメント管理やらに時間と労力を取られてブログを辞めてしまったらつまらないでしょ?

strange氏:3/11


今日から気に入らないコメントは気に入らないという理由以外の理由なく削除します

余丁町散人の隠居小屋お知らせ


何が「不適切」かという基準ですが、非常に主観的なものです。たとえば、どうしても建設的な議論につながらないものとかです。もちろん「無礼な」書き込みも削除の対象となります。

じゃあ他のブログが理由の見えないコメント削除をしていないのかといえば、多分そんなことはないんだろう。削除したくなるようなコメントの存在を平時は想定していないだけという、能天気なブログだって多いに違いない。(今回のはたぶんこれじゃないか)

加野瀬未友氏:Weblogのコメント欄は誰のもの?


問題視されやすいのは、削除されたコメントやTrackBackがきちんとした意見であった場合ですが、きちんとした意見であったかどうかというのは管理者と閲覧者で温度差があることがあります。この温度差は明確なポリシーとして説明しにくいので、対立が生まれやすいんでしょうが。

こーいうことがすでに指摘されているにも関わらず、コメント削除の方針を打ち出しているブログは未だ極めて少ない。いまもって多くのブロガーが適当にやりゃいいやと思ってるか、コメント欄で論戦が起きるなんて事態はまるで想定してないか。どっちにせよ言論の場として考慮されているとは思えない。いままで言論の場だと思っていたワタクシがオロカだったようダ。

それからもひとつ、「理由がなくても削除する」なんてポリシーはハイリスクだ。何も知らない人から見ればなんて非合理って話ですよ。本当は理由なく削除していても、そうと宣言しないひたすら無視の人だって多いんじゃなかろか。

いつどんな理由でコメントが消去されるかは、まったく予断を許さない。ブログにおけるコメントの立場はあまりにも弱い。遠慮せず何か謂おうと思ったら、結局は自分のブログ(か何かトラックバックできるモノ)が要る。ブログ持たずんば人に非ず…それがブログ世界の鉄則らしい。狭苦しいことだねぇ。